主体的・対話的で深い学び

新学習指導要領の方向性

今回の学習指導要領の改訂では、生きて働く知識・技能の習得など、新しい時代に求められる資質・能力を育成するために、学習内容は削減せず、学習過程の改善に主眼が置かれた。
【何ができるようになるか】
新しい時代に必要となる資質・能力の育成

【何を学ぶか】
育成すべき資質・能力を踏まえた教科・科目等の新設や目標・内容の見直し

【どのように学ぶか】
アクティブラーニングの視点からの学習過程の改善
ラーニングピラミッド

育成すべき資質・能力

【学びに向かう人間性:徳】
どのように社会・世界と関わり、より良い人生を送るか

【知識・技能:知】
何を理解しているか、何ができるか

【思考・判断・表現力等:体】
理解していること・できることをどう使うか

どのように学ぶか(アクティブラーニングの視点)

「アクティブラーニング」という言葉の代わりに「主体的・対話的で深い学び」という表現となった。
【深い学び】
習得・活用・探究という学習プロセスの中で、問題発見・解決を念頭に置いた深い学びの過程が実現できているかどうか。

【対話的な学び】
他者との協働や外界との相互作用を通じて、自らの考えを広げ深める、対話的な学びの過程が実現できているかどうか。

【主体的な学び】
子どもたちが見通しを持って粘り強く取り組み、自らの学習活動を振り返って次につなげる、主体的な学びの過程が実現できているかどうか。
主体的・対話的で深い学び
アクティブラーニングの指導手順

深い学び

学びは、知識を習得することにとどまらず、それを活用し、自ら探究することで深まる。また、他者と一緒に学んだ方が考えも広がり深まる。知識を理解し記憶することも重要だが、活用や探求を通して、その知識や経験が「自分のもの」になることこそ「深い学び」である。

対話的な学び

表面的な話し合いや意見交換などをしてれば良いわけではない。上記の3つの視点が一体となる学びの実現を目指す。「対話的な学び」が行われることで、「主体的に学び」向かう姿が生まれてくる。「対話」とは、双方向の相互作用であり、自ら取り組みたくなる性質を持っている。また、他者とのやりとりを通して多様な情報が入ってくることにより、自分の考えをより確かにしたり、構造化したり「自分で考える」ことで深い理解につながる。「対話」を通して、一人では生み出せなかった知恵が出たり、新たな知が生み出される良さがある。ただ目の前の子ども同士で話すだけではない、様々な「対話」から情報を得ることが子どもたちの学習をより確かなものにしていくだろう。
主体的・対話的で深い学び

主体的な学び

子どもたちが見通しをもって粘り強く取り組み、自らの学習活動を振り返って次につなげる過程を実現する主体的に学ぶ姿が求められている。主体的な学びを阻害している要因は、教え過ぎ、子どもに考えさせないですぐに答えを与えてしまっていることにあるのではないか。主体的な学びを促すには、教員が「脇役」に徹すること(ファシリテーター)が必要である。「主体的学び」とは、学んだ知識を主体的につなげ展開させる力を育成することである。

参考リンク

新学習指導要領
教育課程部会「審議のまとめ」(文部科学省)
主体的学びとは何か(主体的学び研究所)
「対話的な学び」とは(文部科学視学官)
「深い学び」とは(マナビラボ)
「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業評価シート(千葉県教育委員会)