学校での出欠確認

効果的な出欠確認方法

「成果を上げる教師は、課題で授業を始める。出欠をとることでは始めない」

授業開始後の5分が重要なことを知っています。その5分を予習か復習の時間に充てていて、それに基づいた課題を掲示しています。内容は様々です。本の引用や新聞記事を読んで感想を書く、年号を書き写す、音楽を聴きどんな感情が沸き起こったのかをブレインストーミングする、宿題に出ていた読書に関する問題を解く、などです。どんな課題であっても、目的は一つで、教室に入るとすぐに子どもたちに作業に取り掛からせることです。その間、彼女自身は出席を確認するなどの事務仕事ができます。課題は、その日の授業の導入にもなります。(世界最高の学級経営より)
授業の始めにこうした活動の時間がないと、子どもたちは席につかず、ただ授業が始まるのを待つことになります。時間通り始め、指導の時間を減らさないように出欠確認作業をシンプルにしましょう。
学校での出欠確認

出欠管理に授業の時間を使わない

チャイムがなったら、課題に取り組んでいない子どもがいないか学級全体を確認します。そういう子がいたら、笑顔で、手のジェスチャーを使ってはっきりと学習するように指示します。全員が学習を始めたら、必要な事務(出欠確認)を始めます。
<授業のはじめに出欠確認をするデメリット>

  • 子どもが大声で返事をするたびに騒々しくなる
  • 子どもが欠席かどうかで学級で意見が分かれる
  • 貴重な学びの時間が失われる
  • 出欠確認の間、多くの子どもが退屈する

健康観察の必要性

一方で文部科学省は健康観察の重要性について説いています。
教職員のための子どもの健康観察の方法と問題への対応(文部科学省)

教室で子どもたちを迎える際に一人一人に声をかけ、様子を観察することが大切でしょう。また、健康状態の問いかけに対して、子どもが自分で答えたり、「健康カード」等に記入したりするなどして申告することや、「○○さんは具合が悪そうです。」など、 級友からの申告など、子どもの体調不良を組み取れる仕組みを考えておくとよいでしょう。

効率よく確認する方法の例

・座席表を確認し、いない子どもに印をつける。(子どもたちは巻き込まない)
・教室の入り口に箱を置き、各子どもに専用のものを入れておく。子どもは自分のファイルを取って席に着き、掲示されている課題を始める。残ったものが欠席。
・教室に入る時、自分の名前の洗濯ばさみを外して出席を表明する。

まとめ

子どもたちが課題に取り組む時間が長いほど、学びと達成は高まるということは研究ではっきりしています。子どもをすぐに課題に取り組ませられるよう、出欠確認方法も考慮する必要があるでしょう。

  1. 課題を貼り出す
  2. 出欠確認で授業を妨げない
  3. 作業に取り掛かってから欠席確認

学校での出欠確認
世界最高の学級経営〜成果を上げる教師になるために〜(ハリー・ウォン/ローズマリー・ウォン)

求められる教師像