児童の発達と学力保障

子どもの発達

子どもたちは、なぜこの時期、学校に通い、勉強や運動をするのでしょうか。

下のグラフは、人間の各種器官の発達について表したグラフです。9歳〜12歳はいわゆるゴールデンエイジと言われてます。「脳・神経系」の発達は12歳までにほぼ成長して限りなく100%に近づくからです。
その前の5歳から9歳までの頃はプレゴールデンエイジといわれています。この二つの成長期間が「脳・神経系」の発達には大変重要な時期であることがわかります。「鉄は熱いうちに打て」の「熱い鉄」の時期と言っても良いでしょう。
児童の発達と学力保障
このことから、この時期に学校で意図的に、多様な知識・技能を獲得させなければならないことや、学校への入学時期の根拠がここにあるともいえるでしょう。

「追いつく学力」と「追いつかない学力」

下のグラフでは、子どもの「学力」には「追いつく学力」と「追いつかない学力」とがあると指摘してます。追いつく学力とは、いわゆる「知識量」だといい、追いつかない学力は、「知的好奇心」です。すこし乱暴な言い方になりますが、ゴールデンエイジの時期に獲得しそこなった「知識」も、「知的好奇心」物事への「興味・関心」が育つ活動を十分に行なって成長していれば、後からでも学び直すことができるのだといいます。
児童の発達と学力保障
しかし、この知的好奇心が育つ時機をのがしてしまうとその後の成長にも大きく影響してくると指摘しているのです。このグラフでも、その時機は前の「スキャモンの発達曲線」に一致しています。

上記二つのグラフから、子どもたちが学校に通い、学ぶ時期の大切さを読み取ることができます。併せて、教える側の責任も強く感じるのです。

学習文化研究家 梶浦真 著「学べる力」を伸ばす授業
小学校教育担当 荒木技術顧問資料 より引用