授業での発表させ方

発言の約束

みんなの方を見て話す

発言は教師とのやりとりではなく、子ども同士のやりとりが基本です。一番遠くの人が聞こえるように話させます。慣れるまでは発表者が向くべき方向の先に目印として、教師が立つようにすると良いでしょう。
授業での発表させ方

落ち着いて丁寧に話す

伝えたいことがたくさんあったり、緊張したりすると早口になってしまいます。また、一文が長文になってしまうこともあります。そんな時こそ、落ち着いて話すことで、より伝わりやすい話し方になることを教えましょう。短文で話ができるようにするには、句読点や読点を意識させます。低学年の場合は、語尾を「です」「ます」にすることも意識させましょう。みんなの前で話す時は丁寧な言葉で話す習慣をつけさせます。

適切な声の大きさで話す

それぞれの場面に応じて、3〜4段階で声の大きさを使い分けます。動物の声に例えて説明するとイメージしやすくなります。ペアで話す時、グループで話す時、全体で話す時、それぞれにあった声があります。全体に話をする時は、子どもが思っている以上に大きな声が必要です。教室の端から逆端にいる人に呼びかけるぐらいの大きさで話をさせると良いでしょう。

小学○年生の子に説明するつもりで説明する

「力をつけるためには誰かに教えればよい」とよく言われます。教えるためには、自分がわかっていないとできないからです。難しいことをそのまま伝えたのでは本当にわかっているかどうかがわかりません。そこで、「小学○年生の子に説明するつもりで説明してください。」という指示が有効です。学年は質問の内容によって変えればよいでしょう。
発達段階によっては、「はじめに結論を述べて、その後にそう考えて理由を言いなさい。」などの約束も必要となるでしょう。
授業での発表させ方

教師の心がけ

授業の前半にできるだけ多くの子に発言させる

カラオケで一度歌うとまた歌いたくなるように、授業でも一度発言すると参加意欲が増します。授業の初めは簡単な問題で多くの子(特に授業への関心の低い子)に発言させましょう。
 子どもの意見をいちいち復唱する教師がいる。これはやりすぎると、教師の復唱だけ聞いて友だちの意見を聞かなくなってしまうしテンポも悪くなります。聞き取りにくい時、分かりにくい時、方向付けたい時に復唱しましょう。それ以外は、「なるほど」とうなずけばよいです。
授業中における教師の指名
授業での発表させ方

「自信がない人からやってみよう」というと手が上がりやすい

 なかなか意見が出ない時、「自信のある人は後から聞くね。まず自信がない人から聞いてみよう。」と言うと急に手が上がります。もちろん、答えが間違っていても否定的な言葉がけをしてはいけません。手を挙げたことについて褒めてあげましょう。
授業での発表させ方

「わからない」・誤答を大切にする

子どもにとって「わからない」は飛躍のチャンスですので大切にしてあげましょう。誤答も責めてはいけません。「わからない」・誤答を大切にすると、子どもが安心して授業を受けることができます。「間違えてくれてありがとう。これでみんなが伸びるよ」という気持ちで受け止めてあげましょう。
教室はまちがうところだ
授業での発表させ方

求められる教師像