授業研究〜研究協議の進め方〜

研究協議の進め方の例

研究協議会では「授業観察の視点」や授業力の要素を中心にして焦点化した協議を行います。

情報の共有と確認<全体会>

①授業者は、学習指導案に示した「授業観察の視点」に基づき本時を振り返る自己評価を行う。

②学習指導案に示された指導観や授業観察の視点を基に焦点化した協議を行うために、質疑応答を行う。
○授業者は、授業を振り返り、課題と改善策を付箋にまとめる
○観察者等は、授業分析の視点や授業観察等を通して気づいたことを付箋に記入する
<例>
青色の付箋:良い点
桃色の付箋:直した方が良い点
黄色の付箋:具体的改善策
授業研究〜研究協議の進め方〜

改善策の検討<分科会>

①授業観察をして気づいたことについて、授業記録用紙を基に発表する。

②授業者より提示された授業観察の視点から、協議の方向性と課題を確認する

③焦点化された課題に対し、具体的な改善策を協議する

④改善策について、全体会で発表できるようにまとめる

・黒板や模造紙等に、付箋を貼る。(桃色と黄色はセットにする)
・貼られた付箋を授業力の6要素ごとに分類し、標題を付けたり、順序性を示したりして課題等をまとめる。
・分類したそれぞれの課題について「授業観察の視点」に対応した改善策となるようにまとめていく。必要があれば新たな黄色の付箋を貼る。

改善策の確認<全体会>

①各グループで協議した内容と改善策を発表する

②授業者は、グループの発表で提案された改善策やアドバイスの中から、次時に生かしたい改善策等を選び、全体に発表する

③進行役は、協議のまとめとして、指摘された課題に応じた改善策をまとめる

○発表前に掲示する
・他のグループの観察者等も自身の授業改善に生かす
○改善策をまとめる
・全体会で提案された改善策を整理し、次時の授業の改善を図る

研究協議のポイント

・単元構成や教材などについて、自分ならどうするかという視点で話し合う
・協議会に参加した全員で、協議会を創るという意識をもつ
・専門教科や障害種別、担当学年の違いに遠慮やこだわりをもたず、授業改善に向け、率直に意見を出し合い、建設的な協議となるようにする
・他の人の話は受容的な態度で聞くとともに、簡潔に発言するように心掛ける
・分科会では、司会・計時・全体会での発表役等、役割分担をする
授業研究〜研究協議の進め方〜

授業研究後の点検

①本時の授業を振り返る
・授業研究の協議記録のまとめ
・児童のノート・ワークシート
・授業記録(ビデオ・写真等)

②児童から授業の感想や意見を聞く

③より良い授業を目指し、具体的な改善策をどのように授業に取り入れるかを計画し、準備する。

④成果や課題を記録する

授業改善の例

・授業者の自己評価、協議してほしい点
(例:基礎的・基本的な確認事項が中心になってしまい、教師主導のゆとりのない展開になってしまった。)

・観察者等からの意見・助言
(例:本時の目標に関する発問が明確でなかった。児童の挙手に気づかずに授業が進んでいた。)

・具体的な改善策
(例:本時の計画を見直し、一問一答にならないような発問計画を立てる

・児童の反応・活動に取り組む様子の変化
(例:児童の発言が増え、意欲的に学習活動に取り組めるようなった)
授業研究〜研究協議の進め方〜
研究協議によって、教員個々の知識を共有化し、組織として今まで以上の知識を想像することが可能になります。また、学校全体で授業改善に取り組む姿勢が生まれます。(東京都教職員研修センター資料より)