学習時の姿勢

姿勢とは

姿勢にはからだの構えという意味と、心の構えという意味があります。つまり良い姿勢をとるということは、「心構え」もよくなる、ということです。姿勢を分割してみると、「姿」と「勢」となります。「姿」はいうまでもなく、「身体の格好、身なり」などの意味です。「勢」には「いきおい」の他に「力」の意味もあるそうです。
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そこから考えるに、「姿勢」とは、「力を持ったからだの構え」もしくは「力を入れてからだを構えること」ということになります。つまり、姿勢をとるということは力が必要なのです。

良い姿勢と悪い姿勢では、「力が使えている、使えていない」、「使っている力(筋肉)が正しい、違う」、もしくは「力が上手く使える、使えない」によって違ってくると言えます。

背中がしっかり伸びた姿勢

よい姿勢とは、「背中がしっかり伸びた良い姿勢」を指します。
背中がしっかり伸びた姿勢にするには、背中(体幹)をしっかり伸展させる力と、柔軟性が大切です。
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体幹をしっかりと伸展させるには、次のような筋肉の活動が必要です。
・脊柱起立筋
いわゆる背すじの筋肉です。この筋肉が働くことで背骨(脊柱)が伸びます。

・腹筋群(腹直筋、腹斜筋、腹横筋)
これらの腹筋は姿勢保持において、腹腔内圧を高めるために働きます。

その他筋肉以外に、体幹や脊柱の柔軟性も重要です。
これは脊柱の可動性が関係します。背骨がよく動くということです。
屈曲、伸展、側屈、回旋という動きがありますが、関節が硬いと十分な動きが得られません。
背中が曲がったまま日常過ごしている子どもさんはこの脊柱の伸展性が悪くなっていることが考えられます。それを見分けるには、背中反らしをしてみてください。背中が反らないもしくは見ているだけで硬そうな場合は、脊柱の伸展性が低下しているおそれがあります。

机の工夫

椅子のサイズがあっておらず、足が床につかずにぶらぶらさせているケースは少なくありません。そんな時は、自転車屋さんから使用済のチューブをもらい、机や椅子に縛り付けて足掛けを作ると、子どもの足は落ち着きます。
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さいごに

よい姿勢とは、しっかりと筋肉を活動させて体を構えることであり、良い姿勢とは体幹をしっかりと伸展させた姿勢のことを言います。また、体幹がしっかりと固定されて安定していると腕や足がうまく使えますので、良い姿勢は次の活動につながる姿勢でもあります。よい姿勢を覚えられるよう体幹をしっかり活動させることを意識して支援していきましょう。
学習時の姿勢
子どもと姿勢研究所より

求められる教師像