帰国時に感じた小1プロブレム

一時帰国してきました

2週間程日本に一時帰国し、昨日グアテマラの任地に帰ってきました。会いたい人と話したり、活動に必要なものを確保したり、桜の綺麗な日本の良さを満喫することができました。戻れる場所があるのは本当にありがたいと感じました。今回は所属する小学校に戻った時に感じたグアテマラと日本の小学1年生の違いについて書きたいと思います。
帰国時に感じた小1プロブレム

日本の小1プロブレム

小1プロブレムとは

小学校第1学年の児童が学校生活に適応できないために起こす問題行動。また、こうした不適応状態が継続し、クラス全体の授業が成立しない状況に陥っていることをさす場合もある。小学校入学直後、遊びから学びに生活の中心が変わり、幼児教育から小学校教育へ指導が一変する段差を乗り越えられないために起こる問題とされる。精神的幼さから小学校での集団行動がとれず、その混乱を解消できないまま、教師の話を聞かない、指示に従わない、一定時間を静かに過ごすことができない状態に陥り、授業中勝手に歩き回る、教室から出て行ってしまうなどの行動が見られる。(日本大百科全書より)

小1プロブレムを感じさせないグアテマラの子ども

日本でもグアテマラでも多くの子どもが保育園・幼稚園に通っています。しかし、泣き叫ぶ子どもの多さから、小学1年生の様子は日本の方が大変のように感じました。
帰国時に感じた小1プロブレム

アミーゴ文化

グアテマラは家族・親戚間など自分の親しい間柄の友達(アミーゴ)との繋がりがとても強いです。私の家でも少なくとも2週に1度は親戚との交流があります。1歳の誕生日はたくさんの人を集めて盛大に祝ったり、行事ごとに親戚が集まります。色々な人と関わる機会が自然とできています。1家庭あたりの兄弟も多いので、親戚の集まりは子どもだらけになります。自然と異学年の子どもと交流し、子ども同士の接し方も学んでいくのでしょう。
帰国時に感じた小1プロブレム

キリスト教

多くの国民がキリスト教(カトリックまたはプロテスタント)であるグアテマラでは、子どもの頃からミサなど大人の集会に参加しています。長いミサを黙って聞いていることを幼いうちから強いられています。大人の私が聞いていても苦しい待ち時間でも、子どもたちは長時間座って待つことができています。じっとしていることに自然と慣れているように思えます。
帰国時に感じた小1プロブレム

関わりが希薄化した日本

一方日本では、親戚や地域間の集まりは近年減ってきているように思います。私は1歳半になる甥っ子がいますが、親戚間に子どもはまだおらず、実家にきた際は母・父・祖父・祖母・叔母・叔父(私)に甘やかされていました。グアテマラであれば、子どもたちの間で揉まれていることでしょう。帰国時に感じた小1プロブレム
定年した小学校の先生が「昔より子どもが大変になった」という言い分も御尤もだと思います。地域間・親戚間の繋がりが希薄になった影響が子どもに出ているのだと思います。残念ながら先週の千葉県我孫子市女児殺害事件で日本の地域間の繋がりはさらに希薄になってしまうでしょう。せめて保護者の方には、知り合いの家族など遊びに出かけるなど、子どもに色々な人と関わる機会を就学前にたくさん作るよう意識してもらえたらと思います。

まとめ

  • 小学校1年生の様子はグアテマラよりも日本の方が大変。
  • 日本では地域間・親戚間の繋がりが希薄になったことで、子どもが集団生活に昔ほど慣れていない。
  • 子どもには就学前に、知り合いの家族など色々な人と関わらせたい。