ラーニングピラミッドとは

経験の円錐とラーニングピラミッド

アクティブラーニングを語る際にで度々出て来る、学習の方法と定着率をモデル化した「ラーニングピラミッド」。その出典はエドガー・デール著の「学習指導における聴視覚的方法(1946)」で提唱された学習経験の分類図「経験の円錐」と言われています。
ラーニングピラミッド
抽象なものから具体的な次元に沿って「経験」を11の段階に分類しました。「学習」は「経験」の一般化にあると定義して、そのためにはもっとも直接的で具体的な経験から、さまざまな抽象化の段階を経て、最後にもっとも抽象的な言語象徴つまり概念化に至ることを説いています。

「経験」から「学習」のピラミッドへ

デールは学習方法の優位性の序列ではなく、相互に交流し合う経験の中に、聴視覚教材の占める位置を図示したものに過ぎないと言っています。絶対的な、法則的な、原理的なものではないことは明らかと言っています。

「豊かな経験は永く記憶にとどまる」という記載があり、使われて行くうちに「経験の円錐」から「学習のピラミッド(学びのピラミッド)」に形を変えて言ったと考えられます。項目も学習ストラテジー的言語に置換され、さらには、各項目に対する学習定着率としての数値が付与された形で、デールの論文からの出展としてネット上に広く流布しました。これが少しずつ変法され、学習定着率が以下のように提示されています。
ラーニングピラミッドとは
(HP中学校の社会科授業づくりより

アクティブラーニングの視点

このラーニングピラミッドはあくまでも仮定されたモデルであり、数値が併記されているものもありますが、それは科学的に裏付けられたものではありません。
しかし、教育に関わるたくさんの人が自身の体験から感じていることと一致しており、能動的な学習を増やすことで、学習の定着率が上がることは間違いないでしょう。また、意思のキャッチボール、コミュニケーションは、円錐に表された経験のレベルを上下させることで、十全なものになるといわれ、アクティブラーニングの視点からも合致します。
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教育関連についてまとめています