授業力

授業力とは

「確かな学力」を保障する力。
一方的に教え込むのではなく、
子どもたちの「学習への関心・意欲を高め」ながら、
「学び方を学ばせ」、「指導すべきことを指導しきる」力。
子どもたちが自ら課題を見つけ、
意欲的に学び続けることにより、
自らの進路を切り開けるように指導する力。

授業力=子ども把握力 × 教材把握力 × 指導技術力 × 精神力(学習集団づくり)

精神力=どうしてもわかって欲しいという愛の気持ち

確かな学力

基礎的・基本的な「知識や技能」に加えて、「学ぶ意欲」や「自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力(思考力・判断力・表現力など)」等を含めた幅広い学力。

  • 「生きる力」の知的側面を捉えた力
  • 「豊かな心」とバランスの取れた「広い学力」
  • 知識・技能面の確かな力
  • 知識・技能を生かす確かな力
  • 自ら課題を見つけ、意欲的に学び続けようとする力
  • 学び方を学ぼうとする力
  • 課題解決に向けて、主体的に判断し、行動できる力
  • 物事の本質を深く捉える力
  • 自らの進路を切り拓く力

授業力向上のための視点

1. 豊かな子ども理解

〜子どもたちの現状や背景を共感的に理解する〜

  • 子どもたちの現時点での姿を正しく受け止める。

【日々の授業の中から】
・学習内容の定着度 ・現時点での学習の課題
・躓きやすい傾向  ・さらに伸ばせること
・克服すべきこと
【子どもたち同士の関係から】
・遊びの中での様子 ・係活動での様子
・放課後の様子   ・班での様子

  • 子どもたちの背景を豊かに受け止める。

【前年度の引き継ぎを通して】
【日記指導を通して】
【家庭訪問を通して】
【保護者の声を通して】
【十分に配慮が必要な子どもたち】

  • 豊かな子ども理解を進める。

【共感的に受け止める】
【かけがえのない存在として受け止める】
【豊かな子ども理解を授業に生かす】

2. 教材の深い理解

  • 授業の下見として教材理解を深める。

【教材内容の把握と理解】
・教材を通して育てたい力を確認
・教材の系統性に対する理解
・指導計画の見通し
・教材としてのポイントを確認
・指導すべき内容を把握
【教材として躓きやすい箇所の把握】
・関心・意欲が深まりにくい箇所はどこなのかを意識
・定着しにくい箇所を確認
・躓きやすい箇所はどこなのかを意識
・理解が深まりにくい箇所を確認
【指導者自身の教材に対する関心・意欲の高さ・深さ】
・子どもの前に立つ授業者自身の教材への関心・意欲そのものが問われる

  • 教材そのものへの理解・解釈を深める。

【教材としての価値について理解・解釈】
・学問としての価値 ・学問的な系統における価値
・人として出会わせたい価値 ・指導者としての願い
【教材の背景にあるものについての理解】
・他の理論との関連 ・理論を生み出した背景

  • 子どもたちの視点から教材を捉えなおす。

【教材に対する子どもたちの関心・意欲についての理解】
・関心意欲を高めるための工夫
【現状の力と教材のもっている「高さ」との整合性理解】
・学習を成立させるための前提条件について確認
・学習の系統について
【躓きやすい箇所の事前確認】
・意欲を高める具体的な手立て
・躓きに対する指導・支援の方法
【焦点化された子どもから教材を捉えなおす】
・全ての子どもたちへの有効な指導・支援を事前に準備する

  • 教材を通して育てたい力を確認する。

【この教材を通して育てたい力の明確化】
・この教材を通して出会わせたい価値
【今後への発展性の明確化】
【子どもたちに届く授業づくり】

3. 確かな指導法の習得

  • 学習場面で育てたい子どもたちの姿を明確にする(ねらい)。

【導入】
・学習課題の設定場面 ・学習方法の検討場面
【展開】
・交流場面
【まとめ】
・今後の学習に生かす場面
【育てたい姿をどのような方法で育成するか】

  • 子どもたちの実態に合わせて学習形態を工夫する。

【一斉指導】
【少人数指導、協力指導】
・習熟度別 ・指導と評価の一体化
・具体的な手立て 作業プリントの個別化(補充的・発展的)
【焦点化された子どもたちの定着分析】

  • 子どもたちの学習意欲を高めるために発問を工夫する。

【関心・意欲を高める発問】
【思考を揺さぶり、深める発問の吟味】
【子どもたちの発問を促す】
・話型指導 ・発言メモの系統的指導
【学習に対する喜びを高める】

  • 子どもたちの学習活動を支えるために板書を工夫する。

【計画的な板書の事前用意】
・導入 ・展開 ・まとめ
【関心意欲を高める板書】
【思考を支える板書】
・学習課題 ・学習の流れ
【発言を支える板書】

    • 躓きやすい子どもに焦点化された指導の工夫をする(支援)。

【焦点化された指導】
【豊かな子ども理解】
【指導と評価の一体化】
【机間指導の視点の明確化】

4. 高まり合う学習集団づくり

      • ともに認め、高まり合うための学級づくりの方向を明確にする。

【学級目標】
【学級ルール】

      • 学習集団として大切にしたいことを明確にする。

【年間計画】
【目標に向かって自己評価】

      • 「学びのしつけ」を系統的に進める。

【聞くから聴くへ計画的・系統的に指導】
【発言時の適切な声の大きさ】
【発言することの意味】

      • 「学級」を「学習集団」に高めるために、計画的・系統的に指導する。

〜文部科学省、カリキュラム開発支援センター資料を参考〜

偉大な教師とは

平凡な教師は言って聞かせる。
よい教師は説明する。
優秀な教師はやってみせる。
しかし偉大な教師は子どもの心に火をつける。
〜ウィリアム・ウォード(教育学者)〜

The mediocre teacher tells.
The good teacher explains.
The superior teacher demonstrates.
The great teacher inspires.
〜William A. Word(1921-1994)〜

El maestro mediocre, dice.
El buen maestro, explica.
El maestro superior, demuestra.
El gran maestro inspira.
〜William Arthur ward〜