小学校における話型指導

話型指導とは

自分の思いや考えを発言しようと思っても、どのように発言したらいいかわからない子どもたちもいます。子どもたちの発言を支えるために小学校では、いくつかの場面を想定し、具体的な話型を提示することにより、自分の思いや考えを聞き手に伝えるためにどのように発言すれば良いか指導することがあります。これを話型指導といいます。

自分の考えを述べる

<例>
・ぼく(わたし)は、○○さんと同じで、〜だと思います。
・ぼく(わたし)は、○○さんと違って、〜だと思います。
・ぼく(わたし)は、○○さんに付け加えて、〜だと思います。
・ぼく(わたし)は、○○さんと同じで、〜だと思います。その理由は〜だからです。
・ぼく(わたし)は、○○さんと違って、〜だと思います。その理由は〜だからです。
・ぼく(わたし)は、○○さんと同じで、〜だと思います。その理由は〜だからです。
 みなさんは、どう思いますか。
・ぼく(わたし)は、○○さんと違って、〜だと思います。その理由は〜だからです。
 みなさんは、どう思いますか。
・ぼく(わたし)は、○○さんと△△さんの発言を組み合わせて、〜という考えを持ちました。

質問をする

<例>
・ぼく(わたし)は、○○さんの言ったことがよくわからないので、誰か教えてください。
・ぼく(わたし)は、○○さんの発言したことで、××のことがよくわからないので、もう一度詳しく説明してください。

友達の発表を聞いて、自分の考えを述べる

・○○さんの発言を聞いて、〜という考えを持ちました。
・○○さんの発言を聞いて、〜についても考えてみたいと思いました。
・○○さんの発言を聞いて、〜と考えることの大切さを気づきました。
・○○さんの発言を聞いて、今まで一度も考えなかったことなので、もう一度詳しく聞きたいと思いました。

<実態に応じた工夫と注意点>
話型指導については、子どもたちの発達段階や子どもたちの実態に応じていろいろと工夫することが大切です。教室に身につけさせたい基本的な話型を掲示し、日々の授業や様々な活動の中で継続して指導することで、子どもたちは、少しずつ話型を活用して自分の思いや考えを筋道立てて話せるようになります。
しかし、話型指導は子ども達の発言を支援するものであって、子どもたちの発言を型にはめようとするものではありません。子ども達自身が、話型を活用し型にとらわれずに自分の思いや考えを自由に発言できるための過渡期的な指導です。

求められる教師像