教師に求められる力

教員に求められる学習指導力

東京都が示す授業力の6要素
使命感、熱意、感性
児童・生徒理解
統率力
指導技術(授業展開)
教材解釈・教材開発
「指導と評価の計画」の作成・改善

授業改善のPDCAサイクル

授業力を向上させていくためには、指導観を確立して授業の構想を立て、学習指導案を作成して授業研究を行うことが大切です。また、授業後の研究協議を通して改善策を作成していく必要があります。授業改善を計画的に行うためにはPDCAサイクルが有効です。

<PDCAサイクル>
課題把握
「授業力自己診断シート」等を活用して、授業力について自己の課題を把握する。

計画(Plan)
指導観を確立し、授業のねらいに基づき、内容・方法、教材・教具の扱い等について、展開を具体的に構想し、学習指導案を作成する。

実施(Do)
学習指導案に基づき授業を進め、観察者は指導案に示させた「授業観察の視点」を基に授業記録を取る。

評価(Check)
「授業観察の視点」又は「授業力の6要素」を協議の中心として焦点化し、具体的な改善策を作成する。

改善(Action)
模擬授業等から改善策の有効性を確認するとともに、授業力向上に向けた自己の課題を明確にする。

授業力自己診断項目

使命感、熱意、感性
児童にどのような力を身につけさせたいのか、明確な目的を持っている
授業改善を目指し、自己研鑽に進んで取り組んでいる
適切な学習環境を整え、学習に臨ませようとしている
児童・生徒の発言、行動、態度に対して愛情を持って接している
[特別支援教育]児童が学習に集中して取り組めるよう、教室環境の整備を行なっている(教室掲示、板書、教材教具、学習形態等)
児童理解
児童の発達段階や学習状況を踏まえ、指導計画を立てている
児童の学習意欲・学習状況を把握して指導をしている
児童の多様な学習状況を予測し、手立てを用意している
[特別支援教育]児童一人一人の障がいの特性を把握している
統率力
授業の始業・終業時刻を守っている
授業規律や基本的な学習のルールを定着させている
明確な指示や準備(教室環境、掲示物等)を行い、集団をまとめている
[特別支援教育]授業を進めていく上で、授業者の役割分担が適切に行われている
指導技術(授業展開)
授業の始めに児童に対し学習のねらいを明確に示すことで、学習の見通しをもたせている
導入場面で、児童の学習意欲を引き出し、主体的な学習を促している
思考を促し、一人一人や集団で解決していくのにふさわしい発問を工夫している
自分で考え、解決していく授業展開をしている
ICTなどの視聴覚機器や教材・教具を効果的に活用し、児童の理解を深めるようにしている
計画に基づき、学習の流れがわかり、思考を広げたり、深めたりする板書になっている
「主体的・対話的で深い学び」を通して、生きて働く「知識・技能」を育てている。
「主体的・対話的で深い学び」を通して、未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」を育てている。
授業のまとめで学習のねらいに対する振り返りをさせている
教材解釈・教材開発
学習指導要領の目標や内容を理解し、教材分析をしている
専門的知識を生かすとともに、新しい教育課題等に応じた教材研究をしている
学校や地域の特色を生かした教材開発をしている
児童の興味・関心を引き出す教材開発をしている
「指導と評価の計画」の作成・改善
単元のねらいを踏まえた評価規準を立てている
学習のねらいに対する評価の観点と場面・方法を設定した評価計画を立てている
評価計画に基づき、児童の学習の達成状況を評価し、次の指導に生かそうとしている。
適切な指導計画・評価計画であったかの振り返りを基に、次の授業に生かそうとしている。
[特別支援教育]児童一人一人の「個別指導計画」を踏まえて指導計画・評価計画を立てている
努力する人は 希望を語る
怠ける人は 不平を語る
読むことは 人を豊かにし
話し合うことは 人を機敏にし
書くことは 考えや行動を豊かにする

哲学者 フランシス・ベーコン(英)

参考資料

これからの社会と教員に求められる資質能力(文部科学省)
魅力ある教員を求めて(文部科学省)
東京都が求める教師像
教師力を向上させる50のメッセージ(学事出版)