模擬授業を取り入れた授業研究

模擬授業

授業力向上の研修の一つとして、模擬授業があります。研究協議会で協議した内容をもとにして模擬授業を行います。模擬授業後には、さらに協議を行い、内容を深めます。
【メリット】
・授業者の授業改善に役立つ
・短時間で実施したり、同じ場面を繰り返したりできる
・同僚が児童役をすることにより、児童の視点にたった授業づくりへの理解を深め、自己の授業改善に役立てることができる
【実施における注意点】
・学習指導案のほか、ワークシートや板書カード、教材・教具など、できるだけ実際の展開と同じ物を準備する
・児童役は、教師の発言や授業の進め方を考えながら、児童の立場で参加する。

実施の流れ

⑴ 学習指導案の準備、読み込み、役割分担

⑵ 授業の目標や、授業観察の視点の説明

⑶ 模擬授業

⑷ 自己評価及び協議

⑸ 改善した模擬授業

⑹ 指導・助言

授業者の活動

授業の目標等や模擬授業の観察の視点を説明する
必要に応じて、以下の点も簡潔に説明する。
・学習指導案の概要
・児童の学習状況や既習事項
・児童の様子      等

実際の授業を想定し、以下の点に留意して模擬授業を行う
・学習規律(規律・礼・着席、姿勢)
・指示・発問 ・視線・表情
・立ち位置  ・声の強弱
・教材の提示 ・間の取り方
・板書    ・机間指導
・指名    ・安全への配慮 等

授業について振り返り、自己評価をする
授業者の自己評価及び授業のポイント等を中心に協議を行ったり、課題と改善点に焦点化したりして、協議を行う。短時間の場合は、協議から実施するなど、柔軟な運営方法をとる

提案された改善策や反省等を踏まえて、改善した模擬授業を行う

児童役の活動

①学習指導案を読み込む

②模擬授業の観察の視点を把握する

③児童、記録、司会(計時)等の分担を必要に応じて行う

④児童役は、授業の受ける側の心情を感じ取る

⑤児童役は、児童の立場に立った反応、発言を心がける

⑥児童役は、特定の児童を想定し、児童になりきって授業を受ける

⑦児童役として、模擬授業の中で感じたことや思ったことを発表する

⑧授業者から事前に説明された観察の視点に基づき、具体的な改善策等を提案する

(東京都教職員研修センター資料より)