児童養護施設の闇〜ビルヘン・デ・ラ・アスンシオン〜

グアテマラの子ども保護施設で火災、41名死亡

2017年3月8日早朝、首都グアテマラの子どもの保護施設で火災が起き、10代の少女41名が死亡した。火事は8日早朝、グアテマラ市から南東約10kmのサンホセピヌーラにある施設「ビルヘン・デ・ラ・アスンシオン」で発生した。

出火当時の7日から8日の夜にかけて、入居者たちは職員による性的虐待、劣悪な食事や環境に抗議して騒ぎを起こしていたという。グアテマラの人権保護当局は、入所者数人が朝食へ向かう途中でマットレスに火をつけて火災になったと話している。国の監督下にあるこの施設は、虐待被害にあったり、路上生活をしていたりした保護者のいない18歳未満の未成年者を収容している。
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かねてから虐待が行われているとの訴えが後を絶たず、内部での劣悪な環境に耐えかねて過去1年だけで数十人の子どもが逃げ出したという。また、この施設は定員500名に対し800名が収容され過密状態になっており、人権団体から批判されていた。検察によると、同施設は昨年9~10月の時点で720人だった入所者の数を、580人前後に減らそうとしていたという。
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関係者によると、少女らは施設で不当な扱いを受け、時には食事は1日に一度であったという。少女の仲間がレイプされ、その後抗議し注意喚起するためにマットレスに火をつけたと語った。
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ジミーモラレス大統領は、3日間の服喪を宣言。司法長官は出火原因を調査するよう公務省に指示し、検察も捜査に乗り出した。児童養護施設の闇〜ビルヘン・デ・ラ・アスンシオン〜
3月10日には最初の葬儀が行われ、各地でも追悼が行われた。また、同施設の10代の少女9名は妊娠中のためにシェラの病院に運ばれた。このような子ども保護施設は全国に存在する。
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児童養護施設の闇〜ビルヘン・デ・ラ・アスンシオン〜〜Prensa Libre紙より〜

 

性的暴行と虐待の日々。脱走をはかったらさらなる絶望が…|少女40人の焼死で判明した「生き地獄」