セマナサンタとは

グアテマラのセマナサンタ 〜セマナ・サンタとは〜

イースター(復活祭)のことをスペイン語圏ではセマナ・サンタ(聖週間)と言います。キリストがエルサレムに入り、十字架に架けられて死んだイエス・キリストが三日月に復活したことを記念・記録するキリスト教(カトリック)において最も重要な祭りです。

セマナサンタとは

復活祭の日付

復活祭は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が異なります。2017年は4月16日です。グアテマラの学校や多くの公共機関が復活祭の週(4月8日〜16日)はお休みになります。(私はこの休暇に合わせて一時帰国します。)

グレゴリオ歴を採用した西方教会(カトリック、プロテスタントなど)は3月22日から4月25日の間のいずれか、東方教会(ギリシャ正教など)は4月4日から5月8日の間のいずれかの日曜日に祝われます。

西方教会 東方教会
2016年 3月27日 5月1日
2017年 4月16日
2018年 4月1日 4月8日
2019年 4月21日 4月28日
2020年 4月12日 4月19日

宗教派閥で復活祭の日付が異なるという現象が起きるようになり、議論が続いています。(復活日論争

プロセシオン(聖行列)

日本の山車や神輿のように、各教会のキリスト像とマリア像が、それぞれ大きな台に飾られ、カトリック教信者たちによって大聖堂まで街を縦断します。これを「プロセシオン(聖行列)」と呼びます。

山車は、数十人の「コスタレロ」と呼ばれる担ぐ人たちによって静かに運ばれます。この際、ククルチョ(cucuruchos)と呼ばれる衣装を来ています。一緒に音楽隊が行列します。
セマナサンタとはセマナサンタとは
プロセシオンでは、キリストの受難、死、復活の3つのフェーズを表現します。

1.受難:紫衣装

キリストの苦悩を回顧するために、若干暗めの音楽で、厳粛で尊厳な雰囲気があります。
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2.死:黒衣装

とても暗い音楽で、人々に笑顔は無く、葬式よりも暗い雰囲気でした。
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3.復活:白衣装

明るい曲で、お祭りのような賑やかさがあります。(私は見ていませんので写真はtravel.jpより引用。)
セマナサンタとは
山車にも種類があります。男性はイエスの山車を担ぎ、女性はマリアの山車を担ぎます。子ども用の山車もあります。
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先導する人はミルラ(mirra)と呼ばれるお香を焚いています。
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また、山車を迎える際、鐘の代わりにカラカラと音のなるマトラカ(matraca)と呼ばれる木製のリズム楽器を使います。
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アルフォンブラ(絨毯)

山車が通るために、町の人々が準備するのがアルフォンブラです。花や野菜、おかくずなどで絨毯の模様を描きます。私の任地では、マツを敷き詰め、パイナップルやコローソ(corozo)と呼ばれる香りのある植物で飾っていました。
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セマナサンタの週には、おがくずに色をつけて絨毯の模様を何時間もかけて作ります。
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豪華で美しい絨毯があっという間にプロセシオンの下敷きになり、一瞬にして跡形もなくなります。敷き詰められていた食べ物は観客がとっていくようです。
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おわりに

グアテマラのアンティグアのセマナサンタは「世界一美しいお祭り」とも言われています。大勢のカトリック信者が街を埋め尽くし、芸術的なアルフォンブラの上を進むプロセシオンを間近で見ることができます。プロセシオン自体はカーニバル以降は毎週末見ることができます。地域や教会ごとに若干異なるものの、内容は全て同じです。休暇が取れる場合は是非グアテマラにいらしてください。
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グアテマラのパレード