発展途上国でのテストの作り方

算数単元テスト

私のパイロット校では、研修や指導法改善の効果測定、年間学習範囲を終わらせるためのマイルストン、児童の傾向把握と学力向上などを目的として単元テストを作り、実施しています。
しかし、発展途上国では印刷に制限があったり、日本と同じように出題したら衝撃的に低い平均点になったりします。今回、私が単元テストを作っていく間に気づいた点をメモしていきます。

発展途上国でのテストの作り方
(規則性の問題。△をかいて欲しいのですが…)

問題文

  • 単元内からバランスよく出題する
  • 1枚に収める
  • フォント、サイズは極力揃える
  • 印刷範囲からはみ出ないようにする
  • 調整が難しい場合はテキストボックスも使う
  • 改行も意識して文章を調整する
  • 教師用解答には明確に配点を記入する
  • 試験監督を任せる場合はテスト時間を指定しておく

児童への配慮

  • 教科書で扱う基礎問題で構成する
  • 問題はシンプルにする
  • 簡単な問題も入れる
  • できるだけ例を入れる
  • 文章題の計算は簡単めにする
  • 回答場所を明確に示す
  • 計算(筆算)スペースを意識する
  • 間違いやすい場合は太字等で強調する

採点・集計を簡単にするために

  • クラス、出席番号欄を入れる
  • 各問題5点または10点を基本とする
  • 左側50点、右側50点となるようにする

誤字・脱字・文章間違い対策

  • Wordのスペルミス機能を使い確認する
  • ピリオド忘れを確認する
  • カンマとピリオドの打ち間違いを確認する
  • 一度自分で解いてみる
  • カウンターパートやホストファミリーに文章を確認してもらう
  • 児童分を刷る前に先生に確認・解いてもらう

予想外の回答をする児童

日本は世界屈指の学力を有する国です。そのため、発展途上国では日本のテストでは中々見られない回答が見られます。
発展途上国でのテストの作り方
(80万の10倍は?間違っていないかもしれません。)

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(不等号、等号の問題を3択と思ってはいけません。)

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(6c㎡の図をかきましょう。おしい。)

まとめ

IT業界で「バグのないプログラムは書けない」という言葉があるように、ミスのないテストを作るのことも難しいと思います。テストにおいてもPDCAサイクルを回すことが大事と感じました。
また、発展途上国の子は、私たちが思っている以上にわかっていないことが多いので、簡単・明確な問題づくりを意識していきたいです。
グアテマラ通信