発展途上国で車に酔わない方法

車酔いしない方法

発展途上国の多くの道は悪路であり、急発進や急ブレーキは当たり前、山道を走ることも多くなります。その上バスではスリなどの被害に合わないために寝てしまうこともできません。私は子供の頃から遠足に行く時は吐いてしまうタイプで、グアテマラに来てからも苦労しました。そこで発展途上国で車に酔わない方法をまとめてみました。
発展途上国で車に酔わない方法

なぜ車に酔うのか

車酔いは、車の揺れや加減速によって
「三半規管の情報と、その他の情報にズレが生じるため」に起きます。

発展途上国で車に酔わない方法
三半規管の役割より)
三半規管は身体のバランスを取るために大切な器官で、リンパ液によって体の傾きを察知し、脳に信号を送ることで身体のバランスを保っています。この三半規管の中にあるリンパ液が揺れたり、傾いたりすることで自分の今置かれてる状況を判断します。

酔わないための対策

以上の車酔いの原因から大事なことは以下の2点となります。

・三半器官の情報と、その他の情報のズレをなくす
・自律神経を落ち着かせる
そのための対策を紹介していきます。

乗る前にすること

1. 酔い止め薬を飲む
対策として最も有効な選択肢です。抗ヒスタミン酸には自律神経を整える作用と、胃腸の働きを正常に保つ作用があります。ただ、海外の薬で強力なものは眠くなってしまう場合がありますので注意が必要です。

2. 空腹や食べ過ぎ、飲み過ぎを避ける
乗る前の食べ過ぎは禁物ですが、空腹も逆効果です。空腹状態だと嗅覚が敏感になったり、車の揺れ等の神経の刺激を胃が敏感に受け取ったりします。消化の良い食事を適量とり、胃腸の調子を整えておきましょう。

3. 睡眠をしっかりとり、疲労を残しておかない
疲労していると自律神経の働きが落ち、結果的に少しの情報のズレで酔ってしまいます。移動する前の日は十分な睡眠を取って起きましょう。

4.冷たいものを準備する
胃の不快感に行っている神経を口の冷たさで交感神経を刺激し、副交感神経が過敏に働いてた状態をのバランスが取ってくれます。冷たい水を飲んだり、氷を舐めたりできるように買っておきましょう。

5. 衣類などをゆったりさせ血流を整える
バックパックを背負ったままでいたり、膝の上に重いものを載せるなどして血行が悪くなると、バランス感覚や自律神経などの働きが悪くなるので乗り物酔いになってしまうことがあります。ゆったりめの服を着て、ベルトなどは緩めましょう。

6. 体をほぐしてから乗る
凝りやだるさを感じたまま乗ると、同じく悪影響を及ぼします。簡単なストレッチや体操は効果が期待できるの試してみてください。

乗っている間の対策

1.車の次の動きが確認できる位置に座る
揺れを認識することがとても大事です。前の方席は危険とも言われますが、「次の瞬間揺れる」という状況が確認できる位置に座れば、三半規管の揺れと他の感覚とのズレが緩和できます。運転手が酔いにくいのはこのためです。また、バスの場合は前の方が揺れも少ないです。前方が見える席に進行方向を向いて座りましょう。

2.できるだけ遠くを見る
車に乗っている自分は三半規管からしたら動いていません。当然周りの風景も動いていてはいけないので、動きの小さいもの(遠く)を見ることが有効です。本を読んだり携帯を見ることは、事前に揺れを認識できないのでよくありません。

3.楽しいことを考える
酔うことから意識をそらすために、何か考え事を用意したり、楽しいことを考えたりして気分を紛らすことも有効です。「絶対に酔わない」という自己暗示もプラシーボ効果があるでしょう。

4.外の空気を吸う
自分の気に入らない匂いがすると乗っている間中ストレスを感じ続け、自律神経の働きを鈍らせることがあります。空気を入れ替えたり、閉塞感を緩和するために、窓を開けたり、定期的に降りる機会があるなら車の外の空気を吸ったりしましょう。窓から物を盗まれる可能性があるので都市内で窓を開ける際は気をつけてください。

5.血糖値を上げる食べ物を食べる
チョコレートや飴のような血糖値を上げる食べ物は車酔いを起こしにくくする作用があります。人からもらう場合、稀に睡眠薬が入っていますので気をつけてください。逆に柑橘系など、胃の働きを活発にするものは吐きやすくするので食べるのはやめたほうがよいです。

6.ツボを押す
乗り物酔いのツボというものもあります。どちらも心を安定して不安を鎮めてくれる効果があるようです。どちらも押しやすい場所にありますので、乗り物に乗る前・乗っている時に押すと良いでしょう。さらに、呼吸に合わせて息を吐く時に押すと効果が高まるそうです。
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労宮(ろうきゅう):手のひらのほぼ真ん中。
内関(ないかん):手の内側のほぼ真ん中で、手首のシワから肘に向かって2寸のところ。
乗り物酔いのツボより

さいごに

発展途上国では安全も意識ながらの行動が求められます。周りに意識を向けられるようこれらの対策をし、その途中の景色も楽しみたいですね。その移動の先には新しい発見が待っていることでしょう。

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グアテマラ通信