台本
前回の学習では、崖にはしま模様が見え、それらは、「れき・砂・どろ」や火山灰などが重なってできていたこと、それを地層と呼ぶことを学習しました。
地層をつくっているつぶの種類や、ようすを調べる中で、気づいたことや、疑問に思ったことを話し合いましょう。
Aジ1(ぎろ):地層をつくっている粒には、丸みを帯びている物や、角ばった物があったよ。
Dパッ1(ばいばい):火山灰でできた地層もあったね。
Cみ1(やれやれ):砂や泥などが、混ざらないで綺麗に積み重なっているのは、不思議だったね。
Bぱ1(はてな):どうやって、しま模様の地層ができるのかな?
それでは、今日の問題です。「地層は、どのようにしてできるのだろうか。」
問題を書きましたら、5年生で学んだことや、土地をつくっているものから、予想も書きましょう。♪
それでは聞いてみましょう。
Eマ1:流れる水の働きによって、川原の石は丸みを帯びているものが多かったね。
Eマ2(足踏):地層の中のれきも丸かったから、水で運ばれたんじゃないかな。
Bぱ2(笑い):貝の化石があったから、海の中でできたんじゃないかな。
Fメ1:川は海に流れ着くから、海まで運ぱんされるよね。
Fメ2(わくわく):流れる水のはたらきによって、運ばれた砂や泥が、水の中に堆積してできたと思うよ。
Aジ2(浴びる):火山灰でできた層があったということは、火山のはたらきでも、地層ができると思うよ。
大きく分けて、地層は、流れる水のはたらきでできるという考えと、火山のはたらきでできるという考えが出ましたね。今回は、流れる水のはたらきによって、地層ができるか調べてみましょう。
どのように調べればよいでしょうか。
Dパッ2(どうぞ):川が関係しているなら、5年の流水実験のように、砂やどろ、れきを流して調べたいな。
Cみ2(考える):月と太陽の実験のように、何かを川や海などに見立てて、土を水で流すと分かると思うな。
(・地層は積み重なってできているから、時間をあけて流したいな。2回以上流すといいね。)
それでは、どろや砂を流すとどのようになるか実験してみましょう。
今回、このような実験装置を作ります。
それぞれ、自然の何をモデルにしたものでしょうか?
Eマ3:といは、自然の川をモデルにしているね。
Eマ4(考える):砂や泥を含む土は、運搬された土砂かな。
Fメ3:水を入れた水槽は、海や湖に見立てているね。
Fメ4(チーズ):流す水は、大雨などで川から流れる水かな。
そうですね。それでは、実験方法について説明します。
まず、①実験装置で、砂と泥を混ぜた土を静かに流し込みます。
どろは花壇から、砂は校庭から集め、ほぼ同じ量を混ぜました。
150mL程度の水を一気に流し、しばらくそのままにしておきます。
その際、土の積もり方を観察します。カメラを使って記録してもよいですね。
今回は約10分間待ちます。
②土がしずんだら、もう一度水を流して土を流し込み、土の積もり方を観察します。
今回どこに注目して実験すればよいでしょうか?
Bぱ3(きらん):水を流したときに、水槽の中に層ができるかを観察するね。
Aジ3(笑顔):水を2回流して、どのような層ができるかを見るよ。
では、水を2回流すのはなぜだと思いますか?
Cみ3:実際の川では、一度でなく、何回も水が流れて、層ができているよ。
Cみ4():1回だけではなく、2回水を流すことで、実際の様子に近づくと思うな。
そうですね。1回目の層の上に、2回目の層ができるのか確認しましょう。
別の方法として、ペットボトルを使った実験もあります。
砂と泥を混ぜたものと水を、ペットボトルに入れてよくふり、静かに置いておきます。
これにより、台風などの大雨によって、大量の土砂が運搬された時を再現できます。
しばらくたってから、どのような層ができているか観察しましょう。
実験には、どのようなものが必要でしょうか。
砂、どろ、スタンド、とい、水槽、バット、移植ごてまたはスプーン、
ペットボトルまたはふたつき瓶です。
それではここまでをノートに書き、実験してみましょう。♪
それではやってみましょう。砂と泥を混ぜた土を水で静かに流し込みます。1回目の様子です。
10分ほど間隔を空けた、2回目の流れる様子を見てみましょう。このようになりました。
砂や泥を含む土と水をペットボトルに入れてよく振り、1日置いたペットボトルの様子はこのようになりました。
結果はどのようになりましたか?
Eマ5(きらん):砂と泥が、分かれて積もっているね。
Fメ5(フラダンス):粒の大きさで分かれて、しま模様ができたね。
Aジ4(ダンス):2回流すと、砂とどろの重なりが2つできたよ。
それでは、ここまでの結果と、結果から言えることを考察としてかきましょう。♪
それでは聞いてみましょう。
Bぱ4:粒の大きさによって、砂と泥に分かれて層になったよ。
Bぱ5(ひらめき):これは、実際の地層で、層によって粒の大きさに違いがあったのと似ているね。
Bぱ5(ひらめき):上流の土が流されると、色や大きさの違う粒が層になって積み重なるんだね。
Cみ5(笑顔):大きな粒の方が、先に積もるよ。Dパッ3(ばいばい):水で流した砂や泥が、粒の大きさで分かれて積もることで、しま模様になるんだね。
Dパッ3(考え):地層は何度も繰り返し積み重なってできるんだね。
Eマ6(ねっ):地層も同じように、川や海などで流れる水のはたらきによって できているんだね。
侵食されたものが、運搬され、海底に堆積します。小さい粒ほど、遠くまで運ばれます。
それでは、流れる水のはたらきによって、どのように地層ができたといえるか、まとめましょう。
「流れる水のはたらきによってできた地層は、運ぱんされた、れきや砂、どろなどが海や湖の底で、層になってたい積してできる。」
流れる水のはたらきで、海底などに堆積したれき、砂、どろなどの地層をつくっている物が、その上に堆積した物の重みで、長い年月をかけて固まると「岩石」になることがあります。
このようにしてできた岩石には、主にれきからできている岩石である「れき岩」、
主に砂からできている岩石である「砂岩」、主に泥からできている岩石である「でい岩」があります。
Fメ6(頑張る):れき岩や砂岩、でい岩は、長い年月をかけて硬い岩石になったんだね。
Dパッ4(うんうん):れき岩のれきは、角がとれて、丸みを帯びていることが多いね。
Bぱ6(ねっ):堆積した物の重みは、想像できないくらい大きいね。
それではここまでをノートにまとめましょう。♪
大昔の生き物のからだや、生き物がいた跡などが残った物を、化石といいます。
地層の中から、魚や貝、木の葉などの化石が見つかることがあります。
魚や貝の化石が出てきたということは、その場所は昔どのような場所だったと考えられますか?
・魚や貝が出てきたということは、昔は海や川の中だったということかな。
・アンモナイトも、生きている時は水の中にいたと聞いたことがあるよ。
そうですね。
木の葉の化石は、流れる水の働きで運搬されてきた落ち葉が、泥などと一緒に堆積して固まった物だと考えられています。どれも長い時間がかかってできています。
さて、海や湖の底でできた地層が陸上が見られるのはどうしてでしょうか?
それは、長い年月の間に、大きな力が加わって、大地が押し上げられたからです。
「世界の屋根」と呼ばれるヒマラヤ山脈の山頂付近、高さ約8000mには、かつて海の底でできた地層が、縞模様になって、はっきりと見えます。
また、ヒマラヤ山脈では、海に住んでいたアンモナイトの化石がたくさん見つけられます。
今日の授業はここまでです。また、次の動画でお会いしましょう。ありがとうございました。
CV
A. ジャスミン(普通)8<積極>:matsumoo
B. ぱんた(ぼんやり)3<ボケ>:momo
C. みすず(大人)3<しっかり>:matsumoo高
D. パッチ(ぼんやり)5<優しい>:momo低
E. マーティー(ぼんやり)1<真面目>:まじめスライム
F. メープル(普通)<明るい>:momo高
博士:matsumoo